2008年11月18日

AO入試が私大入学者の1割に 一般入試の割合はさらに低下

Benesse教育情報サイト

文部科学省はこのほど、2008(平成20)年度の国公私立大学入試状況調査の結果をまとめました。それによると、今春の私立大学入学者のうち、一般入試で入学した者の割合が2年連続で5割を切ったことがわかりました。アドミッションオフィス(AO)入試による入学者は、国公私立大学全体で8.0%、私立大学のみでは9.6%と約1割になっています。

今春の大学入学志願者は延べ360万7,585人で、志願倍率は6.4倍(国立4.3倍、公立5.4倍、私立6.9倍)。大学入学者の総数は、59万6,348人でした。入試方法別に見ると、学力試験による一般入試の入学者は33万3,416人で、入学者全体の55.9%となっています。また、AO入試による入学者は4万7,781人で8.0%、推薦入試による入学者は21万1,045人で35.4%を占めており、残りは帰国子女や社会人などの特別選抜による入学者です。

大学入学者のうち一般入試による入学者の割合は、2003(平成15)年度入試では60.2%でしたが、04(同16)年度が59.4%、05(同17)年度が58.7%、06(同18)年度が57.7%、07(同19)年度が56.7%、08(同20)年度が55.9%と、低下を続けています。私立大学だけを見ると、2007(平成19)年度に49.6%と初めて5割を切り、08(同20)年度は48.6%とさらに低くなっています。つまり、私立大学では入学者の半数以上が、学力試験による一般入試を受けないで入学しているということです。

一般入試の代わりに増加しているのが、時間をかけて学生の意欲や適性を総合的に判定するAO入試です。入学者全体に占める割合は、2005(平成17)年度が5.6%、06(同18)年度が6.0%、07(同19)年度が6.9%、08(同20)年度が8.0%と、着実に増えています。

ただ、2008(平成20)年度は国立大学が2.5%、公立大学が1.7%、私立大学が9.6%と国公私立で差があり、特に私立大学で増加していることがわかります。現在の私立大学入学者はおおよそ、一般入試が5割、推薦入試が4割、AO入試が1割という割合になっていますが、これからも一般入試による入学者の割合が減少し続けることはほぼ確実でしょう。

原則として学力試験が必要ないのはAO入試も推薦入試も同じですが、時間をかけて丁寧に選抜するという趣旨から、AO入試には、推薦入試のような入試実施時期の制限がありません。

このため、ほかよりも早く学生を確保したいという大学側と、早く確実に大学合格を決めておきたいという受験生側の双方の利害が一致したため、急速に広がりつつある入試方法であるといえます。

ただ、文科省の中央教育審議会は、AO入試が実質的な「学力不問入試」となり、大学生の質の低下を招いている、と批判し、AO入試でも受験者の学力をきちんと把握するよう求めています。

いずれにしても、現在の大学入試は保護者の受験時代と比べて、大きく様変わりしていることは間違いありません。

[ベネッセ教育情報サイト:教育ニュース 11月17日

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2008年11月08日

2009来年度の医学部定員8486人 過去最大規模

 医師不足の深刻化に対応するため、文部科学省は4日、医学部がある79の国公私立大(防衛医大を除く)のうち、77の大学で2009年度の医学部定員を計693人増やし、総定員数を8486人とする計画を公表した。総定員は、1981年度の8280人を上回り過去最多となる。

 特例措置として増員する73校は地域医療充実の貢献策を示し、多くの大学が奨学金や入試での「地域枠」設定で、地元に根付く医師の養成に取り組むとした。

 増員は、政府が昨年決めた緊急医師確保対策分として189人、重要政策を示す「骨太の方針2008」での特例措置分が504人。

 文科省によると、特例で増員するには地域貢献策への取り組みが前提で、全73校が地域の病院や診療所での実習をし、地域医療教育を強化すると打ち出した。

 62校が、卒業後の一定期間、地域医療に従事する学生への奨学金を設ける。入試で地元高校出身者を対象とするなどの「地域枠」を設けるのも47校に上った。

 深刻な医師不足が懸念されている産科や小児科の教育内容を充実させる大学も34校あった。

 定数増の内訳は国立大が42校で363人、公立大8校で59人、私立大27校で271人。大学別では10人前後の増員が多く、順天堂大と岩手医大の20人が最も多かった。昭和大と近畿大は増員がなかった。

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2008年11月07日

文科省、大学生の学力向上支援へ

文部科学省は大学の「学士」段階での教育水準を引き上げるため、来年度から財政面で支援する方針を決めた。

新入生に対する補習授業や教材開発などに積極的に取り組む大学を選んで補助金を出す。

「大学入試の選抜機能が低下して学力の担保ができなくなっている」(中央教育審議会)との指摘を受けたもので、大学生の学力低下を食い止める狙いがある。
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2008年11月06日

大学は成績評価の厳格化へ

 中教審大学分科会は10月29日、大学の学士課程教育について、成績評価や卒業認定を厳格化して、教育の質保証を維持、向上させるという答申案をまとめた。

 答申案では、学生が大学で共通して身に付けるべき知識や論理的思考力などを「学士力」の指針として示した上で、国や大学が連携して共通教育内容「コアカリキュラム」の作成をしたり、各大学が学習成果を明確にした教育課程の編成をしたりするよう要望した。

 アドミッション・オフィス(AO)入試や推薦入試は、学生確保のための早期実施化を避け、面接だけでなく、学力把握の措置が必要とした。また国による大学への財政支援も求めた。

 中教審は、入学志願者数と定員が同数となる「大学全入時代」を迎え、入試による学力水準の担保が難しくなり、学生の学習意欲も低下していると
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2008年11月05日

大学推薦入試調査書改ざん事件

静岡県県立天竜林業高校の大学推薦入試調査書改ざん事件で、県警は11月7日、改ざんに関与したとされる教諭4人を虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで書類送検した。

また、浜松市浜北区内野台4の、北川好伸被告(60)=虚偽有印公文書作成と加重収賄罪で起訴=を虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで追送検した。

調べでは、教諭4人は前校長北川被告の指示を受け、生徒の調査書の評定平均値を3・1から3・5へ、別の生徒の評定平均値を4・2から4・3に上げるよう改ざんした疑い。

4人は容疑を認めており、県教委から懲戒処分を受けている。
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2008年11月04日

アメリカの大学進学適性検査(SAT)の対策模試

ベネッセコーポレーションが、米国の大学進学をめざす高校生を主な対象として、大学進学適性検査(SAT)の対策模試を新たにスタートさせることを決め、16日に第1回を東京都内で実施する。

実施概要
試験内容 SAT対策の模擬試験
@The Critical reading Section
AThe Writing Section
BThe Mathematics Section

対象
・今後全米トップ大学の受験を考えている「中学3年生〜高校2年生」
・2008年度のSAT受験を控えている高校3年生

試験日時 2008年11月16日(日) 13:20〜17:00(開場12:30〜)

試験会場
株式会社ベネッセコーポレーション 神保町オフィス 15階
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1-105神保町三井ビルディング

受験料 6,000円(消費税等、送料込)

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2008年11月03日

早稲田大学 入試出願前に決まる奨学金

早稲田大学(白井克彦総長)は2008年11月6日、入学試験出願前に支給を決める新しい奨学金制度を2009年度から導入すると発表した。

対象は学業成績が優秀な、首都圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)以外の国内の高等学校出身者。

名称は「めざせ!都の西北奨学金(入試前予約採用給付奨学金)制度」。出願前に奨学金を申し込んでもらい、審査で相当と認定した場合、奨学金採用候補者として、奨学金の支給を約束する。合格・入学した学生全員が奨学金採用者となる。

支給額は年額40万円で、大学卒業時まで4年間継続する。
 
出願資格として、高校在学中の評定平均値が3.5以上、家計支持者の給与収入が600万円未満、事業所得の場合は250万円未満などの条件がある。
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2008年11月02日

佐賀大、来年度の一般選抜募集要項

佐賀大は5日、09年度一般選抜(前期、後期日程)の募集要項を発表し、配布を始めた。出願期間は来年1月26日〜2月4日。

募集人員は5学部合わせて前期813人、後期281人。うち医学部医学科の募集人員は3人増を文部科学省に申請中で、認可されれば改めて人員変更を公表する。

前期日程試験は来年2月25日(医学部は26日も)で、合格発表は3月6日。また、後期日程試験は同12日(医学部は13日も)で合格発表は同21日。

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2008年11月01日

信州大募集人員 全8学部で1653人

長野県の信州大(本部・松本市)は7日、09年度の学生募集案内(入試要項)を発表した。

一般選抜の募集人員は、全8学部で今年度より8人減の計1653人。推薦・AO入試は11人増の345人を募集する。医学部医学科は地域医療に携わる医師を確保するため、「地域枠」として、県内高校生10人を特別選抜する。

一般選抜(帰国生徒ら特別選抜含む)の学部別募集人員は
▽人文155人
▽教育216人
▽経済150人
▽理188人
▽医223人
▽工365人
▽農139人
▽繊維217人。

医学部医学科については医師不足対策として前期日程で5人の募集増を文部科学省に申請中で、12月下旬には認可が下りる見込み。


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