2010年12月28日

2011年度大学入試センター試験「平均点予測は得点率62%前後」

2011年度大学入試センター試験が1月15、16日、全国で行われる。駿台予備学校情報センターの石原賢一センター長は「前回の平均点が高かった数2B、生物、地学は要注意。全体の平均点は900点満点の560点前後ではないか」と予想する。石原センター長に試験の傾向や受験の注意点などを聞いた

−−問題の難易度は。

 極端にやさしい出題は期待しない方がいいが、平均点は2年連続して下がったので、前回に難しかった科目は見直されるだろう。最近は特定の科目が難しいケースが目立つ。前回は古文、数1A、化学が難しかった。特に古文が難しいのはめずらしく、東大に合格した生徒でも得点率は65%程度だった。数1Aは、問題自体はそれほど難しくなかったが、時間がかかり、平均点は5割を切った。

 逆に、前回やさしかった問題は要注意だ。数2Bと生物、地学は平均点が上がったので、今回は厳しいだろう。数2Bは、ここ数年でみると非常に平均点が高かったので、厳しかった2007年度〜2009年度並みのレベルを意識する必要がある。

−−平均点は下がる見通しか。

 09年度と10年度の間で、62%前後ではないか。従来から平均点6割を目標に出題していると言われている。前回は、5(6)教科7科目受験した受験生の平均は、理系志望者が547点、文系志望者が551点だった。大学入試センターは発表しないので、駿台とベネッセコーポレーションで集計をした結果から推定した点数だが、900点満点で、6割ぎりぎりのところにきている。センター試験になってから、平均点が6割を切ったことはないはずで、これ以上難しい出題は考えにくい。

 ただ、科目によって波があるので、受験生は、平均点が低かった年のレベルで準備してほしい。大学入試センターや各予備校のHPを見れば、ここ数年間の科目別の平均点がわかる。過去問題を解く時には、その問題が出題された時の平均点を意識して、平均点が低かった時の問題が簡単に解ければ、自分の勉強が進んだということだ。また、本番で難しい問題が出たとしても、それはほかの受験生にとっても難しい。あまりがっかりしないで気持ちを切り替えることが大事だ。

−−これまでの平均点の推移は。

 01年から3年連続で下がったことがある。当時の学習指導要領での入学試験が1997年から2005年までで、ほぼ中間地点だった。傾向としては、改定の直後はやさしい。97年も800点満点(当時)で平均点が550点と、68%だった。現在の指導要領に変わった直後の06年も、900点満点で理系志望者は614点、文系志望者は595点で66〜68%。今はまた、次の改定による入試が15年度とちょうど現在の指導要領での入試の中間地点にあたることを考えても、前回から大きくは変わらないとみている。


2010年12月27日 毎日新聞

posted by 現役 at 09:26| センター試験